「実行会議」を廃止 萩生田文科相、会見で表明
3面記事 萩生田光一・文科相は3日、閣議後の定例会見で教育再生実行会議を廃止することを発表した。一方、「総理の下で教育や人材育成について議論する場は必要だ」として、後継となる会議の設置を首相に求め、了承されたという。
第2次安倍内閣で発足した実行会議は、これまでに12本の提言をまとめ、いじめ対応(第1次)や教育委員会制度改革(第2次)、高大接続改革(第4次)、義務教育学校の制度化(第5次)などを政府に求めてきた。
教育研究者や関係団体からなる中央教育審議会とは異なる立場から教育改革を主導してきたが、近年は中教審との違いが見えにくいという指摘が関係者からも上がっていた。