日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

「ゴッホ展―響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」開催

6面記事

企画特集

フィンセント・ファン・ゴッホ <夜のプロヴァンスの田舎道>1890年5月12―15日頃 油彩、カンヴァス 90.6×72cm クレラー=ミュラー美術館蔵 (c)Kröller-Müller Museum,Otterlo,The Netherlands

東京都美術館

 東京都美術館は「ゴッホ展―響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」(共催=東京新聞、TBS)を9月18日(土)より開催する。
 本展では、フィンセント・ファン・ゴッホ(1853―1890)に魅了され、その世界最大の個人収集家となったヘレーネ・クレラー=ミュラー(1869―1939)に焦点を当て、ヘレーネが初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションからファン・ゴッホの油彩画28点と素描・版画20点を展示する。
 新印象派の影響を色濃く見せるパリ時代の「レストランの内部」、黄と青の対照がまばゆいアルル時代の「種まく人」、糸杉を描いたサン=レミ時代の傑作「夜のプロヴァンスの田舎道」などで初期から晩年までの画業をたどる。
 また、ミレー、ルノワールらの作品20点も併せて展示し、ファン・ゴッホ作品を軸に近代絵画の展開をたどるコレクションを紹介。
 さらに、ファン・ゴッホ美術館から「黄色い家(通り)」を含む4点を展示し、20世紀初頭からファン・ゴッホの人気と評価が飛躍的に高まっていく背景にも注目する。
 なお本展は、12月23日(木)より福岡市美術館、2022年2月23日(水・祝)より名古屋市美術館で巡回開催される予定だ。

【展覧会概要】
「ゴッホ展―響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」

・会期
 9月18日(土)~12月12日(日)※休室日は月曜日、9月21日(火)(ただし9月20日(月・祝)、9月27日(月)、11月8日(月)、11月22日(月)、11月29日(月)は開室)

・会場
 東京都美術館 企画展示室(東京都台東区上野公園8―36)

・開室時間
 9時30分~17時30分(入室は閉室の30分前まで)
 ※会期等は変更になる場合あり。※日時指定予約制。詳細は公式サイトを確認。

 公式サイト=https://gogh-2021.jp

企画特集

連載