ICTの悩み相談で教員向けポータルサイト開設
2面記事茨城県教委
茨城県教委は、県内の公立学校の教員に向け、1人1台端末の悩み相談や活用事例の共有ができるポータルサイトを設けた。トラブルを相談しやすい環境をつくることで、教員間のICTスキルの差を埋める狙いがある。
悩み相談は、県教委の指導主事が対応する。質問をする場合、サイト内の専用フォームから行う。24時間送信できる。担当者は「端末活用の本格化当初は、同じような相談が多いことが想定される。それらを集めてFAQの作成も行う」と話す。
活用事例は一度県教委に提出し、ふさわしいものを掲載する。既に教委や教員から、活用事例が寄せられているという。前述の担当者は「多くの事例を一覧で確認できるようにすることで、各教員がそれぞれに合った活用方法を見つけやすくなる」と話した。
このサイトは同県の教員のみが閲覧できる。教員にはそれぞれアカウントを配布。そのアカウントでログインすることで、学校外からでもサイトにアクセスできる。同県は令和2年度末に、小・中学校への端末の配布を完了している。