きつねのポケット
16面記事安孫子 ミチ 著
高見 八重子 絵
金色に光る大きな尻尾を持つキツネは、お社で「おこまりごとそうだんじょ」を開いている。キビタキやヒバリの相談を聞き解決していく物語。
最初の話は「かぜぐすり」。キビタキが友達のカジカガエルの風邪を治してほしいと相談に訪れる。そこでキツネは尻尾にあるポケットを使ってうがい薬を作り、体調を回復させる。
他に「はりこのだるま」「三本のリボン」の話も掲載し、いずれも悩み事が解決するアイテムが登場する。キツネが思いやりを持って周囲に働き掛けると、必ずうれしい「お返し」があり、ほっこりする。
(1650円 銀の鈴社)
(Tel0467・61・1930)