沖縄・平和学習のプログラム提供 修学旅行前にオンライン事前学習
2面記事凸版印刷・JTB
凸版印刷(東京・文京区)とJTB(東京・品川区)は沖縄県への修学旅行について、オンラインでの事前学習プログラムを共同開発し、1日から全国の小・中学校や高校を対象に提供を始めた。沖縄の平和をテーマに児童・生徒が映像教材で学んだり、文化を疑似体験したりできる。修学旅行がその場限りの学びにならないよう、現地への関心や理解を深めることを目指す。
プログラムの所要時間は約80分。
(1) 沖縄戦を体験した中山きくさんへのインタビュー映像(25分)
(2) 基地問題を題材にしたワークショップ(40分)
(3) 遠隔体験が可能な機器を活用した三線ライブ(15分)
―の3本立てで構成する。
児童・生徒100人以下には42万9千円で提供し、101人以上から1人当たり4290円を追加する。
今後、事前学習プログラムを受講した後に、修学旅行に参加した児童・生徒への学習効果を検証する。沖縄の文化や歴史など他の学習内容に加え、沖縄以外の地域を舞台にした平和学習のプログラムも検討していくという。