中学生向け電子図書館を開始 本の「総選挙」上位など貸し出し
2面記事岡山県教育委員会
岡山県教育委員会が県内の中学生向けに電子図書館サービスを設ける。生徒それぞれに、個人用IDを配布。スマートフォン、タブレット、パソコンなどで閲覧できる。同県教委は昨年、「好きな本総選挙」と名付けて、中学生から好きな本を募っている。今年3月には、その中から102冊に絞り込み、「もっとおもしろ読書事典」をまとめた。今回の電子図書館サービスでは、この「読書事典」に収録した本を中心に貸し出す。
新たな電子図書館サービスは「おもしろe読書事典」と名付けた。中学生は小学生、高校生と比べて、本を読まない割合が高いことから、電子書籍を利用できるようにする。岡山市立中学校の生徒は対象外とした。
「ライブラリエ」という電子図書館サービスを使う。この中に、電子図書館を設ける。利用に当たっては、インターネット回線が必要となる。
個人用IDは、7月末までに配布を終える予定。中等教育学校の前期課程と特別支援学校の中等部の生徒も対象とした。