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全国の学校と手を携え「守る側」を育てたい 附属池田小事件から20年

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当時知る校長が決意語る

 8人の児童が亡くなり、13人の児童と2人の教員が傷を負った殺傷事件から20年を迎えた8日、大阪教育大学附属池田小学校は「祈りと誓いの集い」を開いた。事件当時、同小学校に在職していた眞田巧校長は、「全国の学校と手を携えて、それぞれの経験や知見を情報交換し、安全管理の徹底と、教育の力によって、自他の命を大切にし、人を守る側、支える側の人間を育てることを目指す」などと述べた。
 事件当時について、「私を含め、教職員は、自分の学校でありながら何が起こっているのか十分に理解できなかったため、迅速な対応や組織的な対応ができなかった」と振り返った。
 この日は遺族をはじめ、6年生の児童らが参列した。代表の児童は、「1年生とのペア活動を通して、守られる側から守る側の意識が芽生えた」「この事件のことをいつまでも語り伝え続けたい」などと参列者に訴え掛けた。

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