教員免許更新講習、コロナ理由に延期申請4500人
NEWS 昨年度の教員免許更新講習について、新型コロナウイルスを理由に延期申請した人が4530人で、延期申請者9514人の48%を占めたことが分かった。文科省が24日、中央教育審議会の部会で報告した。夏季休業期間が短縮された影響で、更新講習の受講が困難になったことなどが理由だという。
文科省は昨年6月、新型コロナを理由とした更新講習の延長を認める通知を出しており、それを踏まえて67の都道府県・指定都市教育委員会に調査した。令和元年度の延期申請は5216人だったため、1・8倍に増加した。
更新講習への影響について「おおいに影響が生じた」「一部に影響が生じた」が50件、全体の75%だった。具体的には「夏季休業期間が短縮され、業務多忙になった」とする声が複数の教委から上がったという。