「1人1台端末」で提言 国は通信環境の整備を 全国ICT教育首長協議会
2面記事 全国ICT教育首長協議会(会長=横尾俊彦・佐賀県多久市長)は7日、文科省にGIGAスクール構想での1人1台の活用方法や環境整備のための提言を提出した。継続的な支援や校内外の通信環境の整備を求めた。海外の動向も注視した政策の実施も盛り込んだ。
提言では、
・校内ネットワーク回線の強化や5Gなど超高速通信ネットワークの整備促進
・端末の持ち帰り活用のためのセキュリティーや通信環境の整備
・年次更新に係る財政的支援の拡充
・高校生の1人1台端末導入への支援
―などが盛り込まれている。
横尾会長は「萩生田大臣からは良い反応がもらえた。文科省と協力し、情報の発信・共有をしていきたい」。また、「1人1台端末が整備され、これまでより多様なことができるようになる。十分に生かすにはこれまでとは違った考え方が必要。課題が見つかっても悲観せず、いかに解決するかが重要だ」と話した。