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「未来と健康」コンセプトに 笑顔で暮らせるアイデアを高校生がプレゼン

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東和薬品「高校生ビジネスコンテスト」開く

 ジェネリック医薬品専門の製薬会社である東和薬品(株)(大阪・門真市)は3月20日にグランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)で第2回「未来と健康のための高校生ビジネスコンテスト」を実施し、西大和学園高校(奈良・河合町)のチームがグランプリに輝いた。「翠―あなたに寄り添う健康日記」と名付けられたアイデアは、一人一人が自分の健康状態を把握し、日常生活の中で個人の健康を実現するというコンセプトなどが評価されたという。

グランプリに西大和学園高校(奈良県河合町)

 昨年度、2回目の開催となった同コンテスト。同社の「人々の健康に貢献します こころの笑顔を大切にします」という企業理念の下、その取り組みの一環として高校生が社会に貢献する機会をつくることを目的にスタートした。初めて実施した一昨年度は、新型コロナの影響で事前収録したプレゼン動画で審査。第2回大会は、十分な感染症対策を講じ、対面での開催に至った。
 今回のテーマは「『笑顔』―地域社会の人々の笑顔のために」。前回と同じく企業理念を踏まえ、「未来と健康」というコンセプトで設定した。Society5・0時代を見据え、全ての人々がそれぞれの地域社会で健康を守り、笑顔で暮らせるようなアイデアを募集。高校生ならではの視点で生まれた斬新なアイデアやビジネス創出への意欲がうかがえる企画も多数あったという。
 対象は、関西地域の高校在学生(通信制も含む)と高等専門学校生。3人以下のチーム、もしくは個人で応募する。ホームページからエントリーした後、1月末までに企画書を提出。「テーマ理解度」「実現可能性」「発想の革新性」「熱意」で書類選考を行い、それを通過した企画が最終審査としてプレゼンを行うコンテストに進んだ。
 昨年度の総エントリーは156。その中から8チーム(8校)が書類選考を通過。コンテストでは「プレゼンテーション力」も審査項目に加わった。「準グランプリ」は京都学園高校で、「審査員特別賞」は立命館宇治高校が獲得。コンテストまで進んだのは、田辺高校、西大和学園高校(グランプリを獲得したチームとは別)、大阪教育大学附属高校天王寺校舎、洛陽総合高校、大阪ビジネスフロンティア高校だった。
 新年度を迎えたばかりだが、本年度もコンテストを実施する計画だという。毎年、生徒たちのレベルは上がっている。そのため、募集は関西地域だけでなく範囲を広げることや、審査時間を十分に設けるために募集時期を変更することも含めて検討していきたいとしている。同社の広報・IR室によると、「このような取り組みをしている会社があることを知ってもらいたい」とし、「高校生の大きな体験の場として、本コンテストを有効活用していただければ」と話している。
 同社=https://www.towayakuhin.co.jp/

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