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都立高入試の「スピーキング」試行調査、「応答」で正答率8割

3面記事

都道府県教委

 東京都教委は3月25日、来年度から都立高校入試に導入予定の英語スピーキングテストの試行調査の結果を公表した。英語で簡単な質問に回答する問題では正答率が8割を超える一方、提示されたイラストの内容を説明するといった問題では4割を下回った。本年度は都内の全中学生を対象として、最後の試行調査を実施する。
 試行調査は令和元年度から始まり、今回が2回目。101校の中学生9200人に実施した。タブレット端末で解答を録音するもので、都教委とベネッセコーポレーションが共同で実施している。
 四つの大問があり、

 ・コミュニケーションの達成度
 ・言語使用
 ・音声

 ―の3観点から評価する。
 受験者の正答率が分かれたのはコミュニケーションの達成度だった。4枚のイラストを見て、それぞれを英語でストーリーとして表現する問題で正答率が低かった。一方、質問文を読み、文法や語句を当てはめて答える問題は解答できた中学生が多かった。
 都教委では令和4年度の都立高校入試でスピーキングテストの結果を活用する方針を示している。具体的な内容についてはさらに、検討していく。

都道府県教委

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