「特別支援」のページを創設します 4月からの新紙面
17面記事日本教育新聞は4月に紙面を改めます。柱の一つが特別支援教育に焦点を当てたページの新設です。特別支援学校・学級での教育実践をはじめ、小・中学校、高校の普通学級で学ぶ児童・生徒それぞれに応じた支援や学校づくり、学級づくり、関連する施策などを紹介していきます。
令和型教育支える1人1台導入をどう生かすか
「GIGA時代」に応じた連載開始
紙面全体を見直し、新たな連載企画を始めます。
新年度は、全ての小・中学校で、児童・生徒が1台ずつ、コンピュータを使えるようになる「GIGAスクール構想」がおおむね実現する運びとなりました。この環境を通して何が実現できるのか、課題とともに紹介していきます。
小学校に続き4月から、中学校が新学習指導要領に移行します。「主体的・対話的で深い学び」の実践など、今回の改訂で注目度が高い内容を取材して、紙面化します。
当初の構想から大きく変わった大学入試改革ですが、初の大学入学共通テストには、これまでの大学入試センター試験とは違った出題方法・出題傾向がありました。それに応じた授業とはどのようなものか提案していきます。
まだ、コロナ禍の収束が見えない中で新年度を迎えることとなりました。感染症対策を維持しながら、いかに学校教育活動と両立させていくか、現場の工夫や各地の施策を取り上げます。
発生から10年が過ぎた東日本大震災はもちろん、阪神・淡路大震災など過去の大災害をいつまでも語り継いでいけるようにする教育界の取り組み、二度と戦争を起こさないようにする平和学習などは引き続き、掘り下げていきます。
高校面も単独1ページに
これまで通り、通常は、1~3面を「ニュース・総合」のページとし、最新の教育界の動きを報じていきます。文科省をはじめとした国の動き、地方自治体の施策、全国の学校での出来事、新たな取り組みなどについて取材を進めます。
特に重要なニュースを掘り下げたり、さまざまな角度から教育界に広がっている事柄を紹介したりする「NEWSインサイド」はこれからも掲載します。月に1度は、本紙の記者と、専門家による解説記事を3本まとめて掲載します。
4面以降は、「学校経営」(2ページ)を筆頭に、「幼稚園・保育園」「小学校」「中学校」「高校」と校種別に1ページずつを割り振り、学校づくり、授業や保育の工夫などを紹介していきます。
「特別支援教育」には毎週1ページを充てます。
これらのページには、実践者である教員や、教育学研究者などがそれぞれの専門性を生かして記事を執筆するなどの連載企画を設けます。
教育関連の書籍を週に4本ずつ紹介する「メディア」のページはこれまで通り、お届けします。
好評連載と新企画
ニュース・総合
数字が語る 日本の教育
教育社会学者の舞田敏彦さんが、教育に関する統計結果から課題を浮き彫りにしていきます。
学校経営
ミドルリーダーを育てる
組織的な学校経営のためには、主幹教諭や学年主任などミドルリーダーとなる教員の育成が鍵となります。広島県内の公立中学校で校長などを歴任してきた本紙特別記者の岡本和信さんをはじめ、多数の識者が育成策を提案します。
提言
さまざまな立場の識者が主に学校管理職に向けて、学校や教育活動をより良く変えるための視点を投げ掛けます。8人前後の識者が順番に執筆します。
リーダーのためのメディアガイド
学校や教育行政のリーダー層に向けて、名著やマンガ、映画などの作品を新旧問わず紹介していきます。
校長塾 経営力を高める最重要ポイント
経験豊かな校長・OBが実体験を交えて、学校経営のポイントをつづります。
管理職の独り言
苦労も多い学校管理職。匿名だからこそ言えることがあります。本当の思いを独り言風の語り口で寄稿します。
副校長・教頭 奮闘記
全国の副校長・教頭はどのような思いでどのような職務に励んでいるのか。毎週、一人がつづります。
心に残る校長講話集
朝会などさまざまな場面で、校長が講話を行う際のヒントを提供します。
幼稚園・保育園
保育は深く面白い 「一生懸命生きる」子どもと共に
京都市教委の中西昌子参与が幼稚園での学び・育ちの姿を紹介します。幼児教育で重要なポイントを幼稚園・保育所・こども園や小・中学校、教育委員会の関係者に伝えていきます。
保育の質を高める組織マネジメント 実践編
洗足こども短期大学の井上眞理子准教授による寄稿を「実践編」にします。これまで紹介してきたマネジメントの理論をどう実践に生かし、保育の質向上につなげるのか。井上准教授と現場の管理職、実践者との対話から考える、より実践的アプローチでの組織マネジメントについて紹介します。
マメ先生が伝える 保育のエッセンス
引き続き、玉川大学の大豆生田啓友教授が幼児教育・保育にとっての大切なエッセンスを、言葉とエピソードで伝えます。
続・保育のこころもち
東京大学大学院の秋田喜代美教授が各地の園の取り組みとその意義、保育で大切にしたいことなどをつづります。
小学校
1人1台で広がる学び
学校によるGIGAスクール構想への対応をサポートするため、ICTを活用した授業づくり、教員のコンピュータ活用力を高める研修、教材などを紹介していきます。現場の悩みに応える企画を目指します。
指導力向上 教師のワザ
中堅・ベテランの教員や研究者から、実体験などに基づき、授業づくりや学級経営に関わる「ワザ」を紹介してもらいます。毎回、キーワードを設定します。
中学校
新学習指導要領 実践ファイル
新年度から全面実施となる中学校学習指導要領について、授業実践などを紹介していきます。
一度は食べたい!この給食
全国には、地域の特産品を食材にしたものをはじめ、さまざまな特色を持つ学校給食があります。写真と共に紹介していきます。
高校
「共通テスト」から学ぶ授業づくり
今年の大学入学共通テストの出題を踏まえて、どのような授業づくりを目指せばよいか、教科・科目ごとに紹介します。
魅力発信 わが校の実践
各地の高校の特色、魅力ある学校づくりについて、1校ずつ、数回に分けて、報じていきます。
特別支援教育
一人一人に寄り添う~支援の基礎・基本~
特別支援教育で使う専門用語の中から基礎的なものを取り上げて、その概念が理解できるよう、さまざまな角度から解説していきます。特別支援教育について基本的な理解を助けるための企画です。
特総研50年 子どもとともに
国の特別支援教育総合研究所が、前身の特殊教育総合研究所の発足から数えて、今年50周年を迎えます。その歴史や最新の研究内容などを紹介します。
家庭・地域・総合
議会質疑・解説
各地の自治体議会には、教育と関係が深く、他の自治体でも課題となり得る質疑があります。その内容とともに、関連する情報やその背景などを加えて解説します。
ローカル・ガバメントと教育
行政学者の坂野喜隆さんが自治体議会の動きを紹介するとともに、地方自治の中でどのような意義があるか分析します。知事・市町村長と教育行政の関わりにも焦点を当てます。
お答えします 児童委員の困りごと
児童委員、主任児童委員の悩みに対し、経験豊かな児童委員、元児童委員が答えます。
体験から学ぼう
国立の青少年教育施設で、教員から転じて勤務するようになった人たちがどのような事業に取り組み、どのようなことを学んだのか。引き続き、「教員編」をお届けします。
メディア
人づくり国づくり
教育界内外で活躍する老若男女に、これからの教育の在り方などを語ってもらう長期連載企画です。