発達障害者の声から生まれたノート、新商品の販売開始
3面記事大栗紙工
発達障害のある人々の意見を基にノートを開発した大栗紙工(大阪市)は、商品の種類を増やし、2月27日から販売を始めた。1月中旬から2月中旬にかけて実施したクラウドファンディングでは、目標金額に設定した10万円を大幅に上回る約84万円の支援を受け、新商品の生産に役立てた。
同社の「mahora(まほら)ノート」は、発達障害の当事者を支援する団体の協力を得て、「白い紙が反射してまぶしい」「いつの間にか書いている行が変わってしまう」など約100人の声を生かした。昨年2月から、太いけい線と細いけい線を交互に引いた「レモン」と行ごとに色を付けた「ラベンダー」の2種類(いずれもセミB5サイズ)を提供していた。
販売が拡大する中で寄せられた要望に応えようと、新色のミントに加え、B6・A6・B7サイズの小さいノートやA4サイズのシートを製品化。ラインアップを36種類に増やした。
ノートの税込み価格は、セミB5で280円、B6で385円、A6で330円、B7で242円。
A4シートは1袋30枚入り396円で販売している。
ノートやシートの注文はオンラインストア(https://www.oguno.jp/)へ。