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映画と育む、コトバとココロ 2020年映画感想文コンクール・グランプリ決定

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 全国の小・中学生を対象に実施した「映画感想文コンクール」(主催=全国映画感想文コンクール実施委員会)の2020年度グランプリを含む入賞者が決定し、2月15日にホームページで発表された。
 同コンクールは「映画と育む、コトバとココロ。」をスローガンに、映画を通じて感じたことを自分の言葉で表現することで思考力や自己表現力を養い、映画に親しんでもらうことを目的とし、毎年開催されている。映画館やテレビ放送、DVDやブルーレイなど鑑賞方法は問わず、お気に入りの映画の感想文を応募するもの。個人だけでなく、学校や学童など団体で応募できるので、感想を互いに話しあい、コミュニケーションを深める手段として取り組むこともできる。
 第7回目の今回は、コロナ禍で学校生活でも制約があったなか、応募総数7032編が集まり、全国規模のコンクールとして着実に広がりを見せている。決定したグランプリは次の通り。

 小学校低学年の部=能美になさん「とくべつなちから」(福岡県・明治学園小学校1年、鑑賞作品『ハリー・ポッターと賢者の石』)
 小学校中学年の部=大恵朱実さん「生き物の声が聞ける人になりたい」(兵庫県・西宮市立南甲子園小学校3年、鑑賞作品『ドクター・ドリトル2』)
 小学校高学年の部=鬼澤渉さん「対立を乗りこえて」(千葉県・市川市立大野小学校5年、鑑賞作品『風の谷のナウシカ』)
 中学校の部=横山菜々子さん「英雄」(宮城県・仙台二華中学校3年、鑑賞作品『アルマゲドン』)
 団体賞最優秀賞=熊本市立桜山中学校

 コロナの影響で表彰式は中止になったが、地方大会、全国大会の入賞者の名前を3月19日発売のキネマ旬報4月上旬号に掲載する予定。

 また、入賞作品はホームページに掲載中だ。
 https://www.kinejun.com/eigakansoubun/2020/

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