京都市、全市立校で双方向授業へクラウドサービスを活用
2面記事横浜の企業と連携協定
京都市は2月17日、コンピュータソフト開発を手掛けるLoiLo(横浜市)と教育活動に関する連携協定を締結した。GIGAスクール構想実現に向けて、全ての市立学校で授業支援クラウド「ロイロノート・スクール」を活用する。「ロイロノート・スクール」は、児童・生徒と双方向授業をつくり出すクラウドで、資料のやりとりや思考の可視化、意見の共有を簡単に行える。
協定では、「ロイロノート・スクール」を2年間、無償で利用できることや、教職員への研修実施、クラウドサービスの活用による学習効果等の検証・成果を発信することとしている。
LoiLoの杉山竜太郎代表取締役COOは「京都市との連携によって生まれる実践から、全国に展開していきたい」と強調。京都市教委の在田正秀教育長は「ロイロノート・スクールは子どもたち一人一人が自分らしさを発揮し、状況に応じて学ぶことができる。全ての子どもが学びの主役へ、1人1台端末の効果を最大限に発揮できるよう期待したい」と語った。