都教委が不登校支援の手引き、「ICT活用で出席扱い可」など紹介
2面記事 東京都教委は、保護者と教員に向け、不登校支援のためのハンドブックを作成した。都教委が保護者向けの不登校支援の冊子を作成するのは初。ICTを活用した際の出席扱いについても扱った。
「教育機会確保法」によりフリースクールなどとの連携がより重要になった。また、教員、保護者に不登校支援の関連法を周知する必要があると判断したため、新たなハンドブックを作成したという。
ICTの活用については、フリースクールでの取り組みも、校長の判断で出席扱いにできたり、その成果を評価に反映できたりすることを示した。
出席扱いに関するガイドラインを作成した事例や、どのような場面でICTを活用しているかといったことも紹介している。
都教委の担当者は「保護者向けの情報と教員向けの情報が同じ冊子にあることが重要だ」と言う。「教員は保護者がどのように悩んでいるのかという情報が不足しており、保護者も学校の不登校対応を十分に知らない。同じ冊子に載せることで、相互理解を促進する狙いがある」と話した。