総合教育会議の開催数が各自治体で年々減少
3面記事 平成27年4月の教育委員会制度改革で制度化した総合教育会議の開催は、年を追って減っていることが分かった。総合教育会議は、各自治体の首長が招集し、教育長・教育委員らと意見交換などを行う。19日の文科省発表によると、年間開催回数が1回だった都道府県の割合は、平成27年度が4・5%。翌年度から増え、平成30年度は37・3%となった。市町村は28・3%から51・2%へと増えている。
文科省は今回、令和元年9月1日現在の状況を調べた。
令和元年度分は半年分の集計であるため、単純比較はできないが、「0回」が大きく増えている。平成30年度と比べると、都道府県は3・0%から40・3%へ、市町村は9・6%から58・9%へ増えた。
年度末に開催する自治体が多いためと見られるが、市町村は「0回」の割合が年を追うごとに増えている。
「4回以上」は年々、減少。回数を減らす自治体が増える傾向にある。