教職員研修を充実 ヤングケアラー支援で計画案
1面記事昨年11月の自民党ケアラー議員連盟の会合
埼玉県
昨年3月制定の「埼玉県ケアラー支援条例」を受けて埼玉県は「ケアラー支援計画」の案をまとめ、県民から意見を募っている。親が病気であるなどの事情から過大な介護や家事を担う「ヤングケアラー」と呼ばれる子どもについて、「適切な対応や支援を行うため、教職員を対象とした研修を充実させる」などとしている。
同条例では、「ケアラー及びヤングケアラーの支援に関する具体的施策」などを記した計画を定めるとしている。
計画案では、ヤングケアラーを巡る課題として、「信頼して見守ってくれる大人を増やすこと、困ったときに相談できる場の整備や関係する支援機関の人材育成が求められる」と指摘した。
学校関連の施策としては、教職員研修の充実の他、市町村による相談体制整備の支援、スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーへの理解促進、子どもたちの悩みや不安に応じるため電話相談・SNS相談などの整備を掲げている。
県民からの意見は2月4日まで受け付けている。