「機能ガラス普及推進協議会」が中学校へ防災安全合わせガラスを寄贈
6面記事防災安全合わせガラスの普及を通じて公共建築物の防災機能の向上へ
大阪市立今市中学校
建築用ガラスの生産・流通・販売に関わる7団体で構成される「機能ガラス普及推進協議会」は災害時に効果を発揮する『防災安全合わせガラス』の導入を訴求するため、2017年度より災害時避難所となる公立小中学校の体育館へガラスの寄贈活動を実施している。6例目となる今回は大阪市立今市中学校体育館に防災安全合わせガラスが200枚寄贈された。
防災安全合わせガラスは割れても破片が飛散しにくく、避難者の二次災害を防止できるという特徴がある。
近年特に注目を集めている地震・台風等の自然災害や衝突事故等の際に備えて、公共の避難施設への採用を一刻も早くお願いしたい旨を全国の自治体、教育委員会に働きかけを実施していたところ、大阪市より、今市中学校に導入したいとの強い要請があり今回の寄贈が実現した。
2020年に機能ガラス普及推進協議会が実施した調査では公立小中高等学校の体育館(一般避難所)における合わせガラスの普及率は未だ2・6%しかない。
協議会を代表して森谷企画運営委員長は
「学校施設は子どもの学習の場であり、災害時には地域住民の避難場所となる重要な施設。このガラスの寄贈が、生徒の皆様や地域住民の皆様のお役に立つことができれば嬉しい。この寄贈プロジェクトの活動を継続して、防災安全合わせガラスの普及を通じ公共建築物の防災機能の向上につながるよう努力していくつもりだ」と語った。
問い合わせ先=板硝子協会 電話03・6450・3926
http://www.itakyo.or.jp/