きみはどこからやってきた?
14面記事宇宙誕生からはじまるいのちのものがたり
フィリップ・バンティング 作
ないとうふみこ 訳
北山 太樹 監修
本書は、現代科学に基づいた、現代人のための「創世記」である。
オーストラリアで活躍している絵本作家の作者は専門的な科学用語や年代表記を使わずに、この世界の成り立ちを易しく紹介する。
ビッグバンから君の誕生までの138億年の歴史をコンパクトに絵本で解説していて、命の大切さや誕生の奇跡を伝えるきっかけになる。「人はどこからやってきたの? どうしてこんな姿をしているの?」と子どもが疑問に思うようになったら、読み時。
同じコンセプトで作られた展示「地球史ナビゲーター」を東京・上野の国立科学博物館で楽しめる。ぜひ、本書と比較してみよう。(小学校低学年から)
(1650円 KADOKAWA Tel0570・002・301)