日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

フリマアプリ、高校生の6割が使用 小学校低学年でも14%

2面記事

企業

メルカリが調査

 フリーマーケットアプリを利用している高校生が6割を超えることが、メルカリ(東京・港区)の調査で分かった。学年が下がるごとに使用率は低下するものの、小学校低学年で1割以上が使っている。子どもが利用している家庭では、購入や取引などに保護者が関与するルールを設定している場合が多かった。

 調査は9月下旬、同社のフリマアプリ「メルカリ」を利用し、小学生から高校生の子どもを持つ保護者2万4502人を対象に実施した。子どもがフリマアプリで物を売ることに賛成する保護者は60・4%、物を買うことに賛成する保護者は57・7%だった。
 子どもが何らかの形でフリマアプリを使っている家庭は33・6%。学校段階別の使用率は、高校生で61・5%、中学生で39・2%、小学校高学年で27・2%、小学校低学年で14・1%だった。
 このうち高校生では、自分のアカウントを開設した上で利用している割合が半数を超えた。
 小学生では、保護者のアカウントで保護者と一緒に利用している子どもが大多数だったが、子どものアカウントで保護者と一緒に使ったり子ども自身が使ったりするケースも、わずかに見られた。
 子どもがフリマアプリを利用している家庭のうち、使い方にルールを設けているのは65・2%に上った。出品や購入、取引相手とのやりとりは保護者が行う、出品する商品は保護者が確認するといったルールを設定している家庭が多かった。
 子どものアカウント開設を許可する年齢は高校1年生が最多で、33・7%が回答した。子どもがフリマアプリを通じて学べることは、「ものの価値・大切さ」(63・6%)や「金銭に関するリテラシー」(53・1%)、「資源の循環」(50・8%)が上位だった。

企業

連載