文部科学省がICT活用法を動画で解説 教科別に作成
1面記事 文科省は、各教科でICT機器を効果的に活用するための解説動画を作成し、公開している。学校での実践事例に基づき、「主体的・対話的で深い学び」の視点から作成したという。小・中学校、高校での活用法を視学官や教科調査官が解説。動画で使用している資料も併せて公開している。
国語など5教科の他に、実技教科の解説動画も作成。「特別の教科道徳」や総合的な学習の時間、特別支援教育についても用意した。
算数・数学科の解説動画では、視学官が算数・数学科の目的を説明。ICT機器の活用の目安を示した。その後、教科調査官が学校種別に活用方法を解説。どのような単元での活用が有効か、どのような状況で活用できるかということを示した。
小学校の説明では、5年生の多角形を扱う単元での有効性を説明。図形を画面上で操作しながら特徴をつかむことができる。
デジタル教科書を活用することで、紙媒体でワークシートを作成する労力を削減できることや、クラス全体で情報共有がしやすいことなどのメリットを示している。
これらの「各教科等の指導におけるICTの効果的な活用に関する解説動画」は、文科省ホームページや同省のYouTubeチャンネルから確認することができる。