東大推薦、出願者が5割増 各校の枠拡大で
2面記事 東京大学は9日、本年度の学校推薦型選抜(旧推薦入試)の出願者数が267人だったと発表した。昨年度の173人から大幅に増加した。東大は、各校2人までだった推薦枠を本年度から4人に見直した。志願者を増やし、合格者の増加につなげたい考えで、それが影響したとみられる。
出願期間は11月1~6日。学部・学科別の志願者数は、
・法学部24人(10人募集)
・経済学部20人(10人)
・文学部19人(10人)
・教育学部26人(5人)
・教養学部28人(5人)
・工学部63人(30人)
・理学部38人(10人)
・農学部20人(10人)
・薬学部9人(5人)
・医学部医学科14人(3人)
・医学部健康総合科学科6人(2人)
だった。
また、東大は本年度実施する個別入試について、新型コロナウイルスに感染した受験生のための追試情報も公表した。
文科・理科の各類ともに3月22、23日に実施する。英語は30分のスピーキングテストも行う。感染予防の措置を取るが、30分程度なら室内を閉め切ることも問題はないと判断した。同日記者会見した福田裕穂副学長は、今後、感染者が増加した場合の対応について聞かれ「入試ができないという状況は想定していない。せめてキャンパス内は安全だという体制をしっかり取りたい」と話した。