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東京都教委が英語動画教材を無料配信、教員向けに参考資料も

3面記事

都道府県教委

教員向け参考資料も

 東京都教委は10月23日、オンラインの英語教材、指導資料の無料提供を始めた。「Tokyo Global Studio」と名付け、特設ウェブサイトで動画を配信している。
 教員専用ページの「教員用指導資料」には、授業の導入の仕方、児童・生徒から発話を引き出す方法などを盛り込んだ。教材作りに当たって連携した「TOKYO GLOBAL GATEWAY(TGG)」のノウハウを学校でも生かす狙いがある。配信した4本の動画を利用する場合、区市町村教委・都立学校などに通知済みのパスワードでのログインを要請した。
 児童・生徒向けの教材は小・中学校、高校ごとの学習指導要領を踏まえた内容が特徴で、英語の教科化、「話す力」の育成、英語以外の教科を英語で学ぶなどするCLILに対応する。
 小学3・4年は歌・クイズなどゲーム形式が多い。同5・6年はミニドラマなどで基本的な語を学ぶ。
 中学生は音読、質問のやりとりなどで「話す力」を身に付ける。
 高校生では、英語で環境問題などのテーマについて考える内容を盛り込んだ。
 動画の数は小学生36本、中学生40本、高校生20本。動画を視聴する画面には、添付のワークシートがあり、授業・家庭学習で活用できる。教員用と合わせて100本の配信を本年度内に予定している。

都道府県教委

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