菅内閣発足 萩生田文科相が再任
1面記事 菅義偉新内閣が16日発足し、文科相に萩生田光一衆院議員が再任された。大学入学共通テストの見直しや小学校からの教科担任制の導入など教育分野の課題に対し、萩生田文科相の下で引き続き検討することを求めた。
萩生田氏は昨年9月に文科相として初入閣。同年11月に開始まで1年に迫っていた共通テストで、英語の民間試験や記述式問題の導入の延期を決め、有識者会議で見直しの検討を行っている。
文科省では、教職員による児童・生徒へのわいせつ行為や性犯罪を抑制しようと、懲戒免職により教員免許状が失効となった人物が免許状を再取得できるまでの期間を延ばすことを検討してきた。現状は3年間が経過すれば再取得できる。安倍前内閣では、教員免許状が失効した人物のデータベースの拡充にとどまっており、菅内閣で取り組む課題となる。