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岡山の閑谷学校 創建350年の歴史を小学生らがミュージカルとして上演

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 江戸時代の岡山藩によって創建され、現存する世界最古の庶民のための公立学校とされる閑谷学校が今年で創建350年を迎えたことを記念し、12月の市民ミュージカル上演に向けた準備が進んでいる。
 オーディションを経て、就学前の子ども、80歳を越えた人まで60人がキャスト・スタッフを務める。現代の小学生が、閑谷学校の後継となる青少年教育施設に宿泊研修に出向く設定で350年の歴史を扱う物語となっている。
 このミュージカルは昨年9月から日曜日ごとに練習を重ねて準備をしてきた。今年に入って、新型コロナウイルス感染拡大により3月から3カ月間にわたって、練習を中断したが、12月20日には、観客数を絞った上で上演する運びとなった。
 入場券は来月から前売りを始める予定だ。会場は、備前市市民センター(岡山県)。観客数を絞ったことに伴い、当日の上演の模様を中心としたDVDも製作する。クラウドファンディングで資金を募り、既に目標額に到達した。DVDは入場券を購入した人で、入場制限により、当日の鑑賞がかなわなかった人に配ると共に、販売も行う。

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