グローバル企業ならではの知見生かす デル・テクノロジーズが教育現場向けパッケージを提供
6面記事 学びの保障に向け前倒しされた「GIGAスクール構想」における端末整備への検討が各自治体で進む中、世界180カ国でICTソリューションを提供してきたデル・テクノロジーズは3つの学習者用端末のラインアップを用意し、教育現場での1人1台の学びに向けた環境整備を支援している。
同社の強みはグローバル企業として蓄積してきた世界各国の教育現場での豊富な実績だ。特に米国においては、企業による教育への貢献を重要視し、早期から積極的に展開。教育デバイス市場でのシェアを伸ばしている。
導入におけるOSの選択では、WindowsとChromebookの両方の製品ポートフォリオをもつ同社。さまざまな国や地域、学校ごとに、汎用性や管理性、使いやすさなど重視するポイントや環境によって異なるニーズに対し豊富な事例やデータを基に提案を行ってきた。
2年前からは国内の教育機関向け体制を強化。こうして培ってきた知見に日本ならではのニーズや専門家の意見などを取り入れ、小中学校や教育委員会に向けたビジネスにも本格的に取り組んでいる。
なかでも児童生徒向け端末について同社が力を入れるのは製品の堅牢性だ。日常のなかで使用するさまざまなシーンを想定し、強度や形状に壊れにくい工夫がなされている。各種耐久テストも徹底的に実施し、子どもたちが当たり前に、いつまでも使える学習ツールをめざしている。
また、充実したサポート体制もグローバル企業としての強みの一つ。不具合の生じた機器のやり取りだけでなく、現地での迅速な修理対応を可能とする人員を確保している。
今後も同社はグローバル企業としてのサプライチェーンを武器に、滞りなく端末配備に対応できるようサポートを行っていく考えだ。