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授業動画、世界に顔をさらすことに抵抗感 鈴鹿大学シンポから(1)

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 鈴鹿大学こども教育学部は1日、「遠隔授業の『過去・現在・未来』」を主題としたパネルディスカッションを行い、三重県内の公立中学校、高校の教員などが、学校休業中から再開後にかけて、オンライン学習の活用について報告するなどした。
 臨時休業期間用に製作した授業動画は、授業再開後に自習形式で生徒に合わせて活用できるようにしたなどの発言があった。
 このパネルディスカッションは、臨時休業期間中の学びについて検証すると共に、再び、新型コロナウイルス感染症が深刻化した場合に備えようと開いた。同大学の研究班が児童・生徒、教員を対象に行った調査や、同大学自体の遠隔授業についての報告もあった。
 このうち、津市立東橋内中学校の林敬一郎教諭が臨時休業期間中に製作した授業動画について報告。同中学校では、教員全員がホームページ更新についての研修を受けており、情報通信技術(ICT)の活用について、一定の知識を持っていた。
 議論の結果、動画投稿サイトの「YouTube」を使って、授業動画を配信することになった。世界中の人に素顔をさらすことには抵抗感があったことから、特定の人しか閲覧できないようにする仕組みがあることを見つけ、活用することとした。(つづく)

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