1人1台タブレット授業を見据えたネットワークインフラを
17面記事バッファローの無線LANアクセスポイント「WAPM―2133TR」
「GIGAスクール構想」標準仕様に対応した、無線LANソリューション
これからの学校は「GIGAスクール構想」の実現に向けた標準仕様に基づき、1人1台端末でも同時に通信できる安定性や、将来の通信データの増大を見据えたネットワークインフラを整備する必要がある。こうしたなか、バッファローは快適な無線LAN環境を実現する商品や管理技術を通じて、これらの要求に応えるソリューションを提供している。
1人1台端末で増大する通信量に対応
「GIGAスクール構想」における校内LAN整備の標準仕様では、クラウド活用はもとより、大容量の動画視聴やオンラインテストをストレスなく行えることが求められている。
その中で、バッファローの無線LANアクセスポイントは、広帯域を実現するトライバンド対応や、接続しているすべてのタブレットが均等に通信できるように自動制御する「公平通信制御機能」、レーダー波の干渉による通信停止を起こさない「DFS障害回避機能」などを搭載することで、多台数接続時にも安定した通信環境を提供する。
環境によっては廊下設置で2教室を効率的にカバーしたり、離れている校舎同士や体育館などは屋外用無線LANアクセスポイントを軒下に設置したりすることで、ケーブルを敷設することなく、低コストで、無理なく校内全体をネットワーク化できる。
校務データを守る安全なネットワークを構築
また、学校の規模や目的に合わせた校内LAN構築と運用管理には、将来の市場展開に応じた容易な更新を可能とする周辺機器を活用したソリューションで応える。
たとえば文部科学省「教育情報セキュリティーポリシーに関するガイドライン」で示された各校の校務データを守る安全なネットワークの構築には、校務系と学習系を分離する「VLAN対応スイッチ」を用意。教材データは先生・生徒全員に、校務データは先生のみに閲覧を許可するなど、セキュリティーを確保しながら柔軟なネットワークが構築できる。
加えて、避難場所となる学校で無線LANを開放する場合でも、緊急時用SSIDと学校用SSIDのネットワークを分けることで、外部の端末から校務ネットワークへのアクセスを防ぐことが可能だ。
円滑な運用管理を実現する製品や機能
一方、クラウド活用を前提とした授業では、安定した無線LAN環境を維持する円滑な運用管理も欠かせない。最近では教育委員会が地域の学校をまとめて管理する場合も多いが、ネットワーク管理ソフトウェア「WLS―ADT」を使えば、各学校の利用状況やトラブルの状態などが即座に把握でき、迅速な対応が可能になる。また、VPN不要のリモート管理を実現することで、インターネットに接続できる環境であれば管理・運用が可能。これにより、機器や構築にかかる費用を大幅に削減できるようになった。
さらに「電波環境見える化機能」により、全チャンネルの電波使用率、干渉波の有無、チャンネルの分布を算出。導入前の事前確認や稼働後の運用管理にも役立てることができるなど、多様な商品ラインアップと豊富な機能で学校の安全かつ快適なネットワーク活用を支援する。