高校受験、追試の機会を十分に
NEWS 文科省は22日、来年実施される高校入学者選抜について、追試日を設けるよう都道府県教育委員会などに通知した。新型コロナウイルスの感染拡大に備え、受験機会の確保に努めることを求めた。
試験会場の感染症対策や入試の実施日の決定についての要請もまとめた。高校を試験会場にする場合、受験生同士の間隔を広く取れるように、空き教室を利用することや受験番号で入退場の時間をずらすことを提案した。
試験実施日については「例年と同様の時期に実施して差し支えない」との見方を示し、実施日をできるだけ早く公表することを要望している。
また、感染の拡大が深刻な地域で、試験実施が困難だと判断される場合には、試験の延期を検討することも考えられる、とした。延期に備えて受験生への連絡方法の確保や問い合わせ窓口の設置などを進めることを求めた。