見方・考え方培う社会科授業を解説 明治図書から書籍
10面記事 明治図書はこのほど、「子どもと社会をつなげる!『見方・考え方』を鍛える社会科授業デザイン」(峯明秀、唐木清志編著)を刊行した。新学習指導要領に示された社会科の目標は、小・中ともに「社会的な見方・考え方を働かせて」から始まる。本書は全三章。第一章では、キーワードにもなっている「見方・考え方」を鍛える教材づくりの視点や「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習過程、「子どもの育ち」を捉える評価の工夫などを詳しく解説している。
第一章で扱ったポイントを踏まえ、第二章では小学校、第三章では中学校の具体的な授業デザインを紹介している。中学校で扱っているのは、「世界の諸地域―オセアニア州」(中1地理的分野)や「社会保障―持続可能な社会保障の仕組みを考えよう」(中3公民的分野)などの九つ。小・中の社会科学習に関わる系統性を踏まえ、「社会にどう関わるのか」を視点にした授業づくりにも役立つ一冊になっている。
A5判、128ページ。定価1540円。
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