一般財団法人教育調査研究所はこのほど、「小・中学校における言語能力育成の現状と今後の取組について」（研究紀要第９９号）を刊行した。新学習指導要領で重視されている学習の基盤となる言語能力の育成。同冊子では、言語能力の指導に関する目指すべき方向性に加え、全国公立小・中学校に実施したアンケート調査の結果などを収録している。校内研究・研修の状況、言語能力育成の指導に関わる実態が明らかになっている。
　また、小・中学校で言語能力の育成に取り組む４校の実践事例なども紹介。小学校の実践の一つとして取り上げられているのは「言葉の力を生かして、考え、伝え合う授業づくり」。授業改善の柱に関して、「学習内容の焦点化を図る手立て」と「思考活動の充実を図る手立て」の詳細を掲載している。Ｂ５判、１０７ページ。定価千円（税込み）。
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