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自宅で受験できる実力テスト 小・中学生に無償提供

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 新型コロナウイルス感染拡大による臨時休業の長期化で学力格差への不安が高まったことを受け、ベネッセコーポレーション(岡山市)の通信教育講座「進研ゼミ」は、自宅で受験できる「全国実力診断テスト」を無償で提供している。全国の小・中学生が対象。7月中旬まで各家庭への提供を予定する。
 同社が幼稚園の年中から高校3年生の子どもがいる約2800世帯を対象に行ったアンケート調査によると、臨時休業が続いた3月から5月にかけて、「学校の勉強に遅れてしまう」不安を感じている子どもが大幅に増えている。特に小学校低学年では3月20日ごろに23・3%の割合だったが、5月8日ごろには50・5%を占めた。
 同テストでは学年別に前年度の学習内容の定着度を測る。対象教科は小1から小3は国語、算数、小4から小6は国語、算数、理科、社会、中学生では4教科と英語。小1には今後の学習に役立つ教材を届ける。「進研ゼミ」の会員以外も利用できる。
 テストの解答はウェブ上の専用サイトで提出する。テスト後には診断結果に合わせて、個人ごとに苦手分野を克服するための問題を掲載した「個別復習ドリル」も提供する。
 テスト問題は冊子の郵送もしくはPDFのダウンロードから選べる。詳細は同社のウェブサイト(https://www.benesse.co.jp/zemi/homestudy/shindan/index.html)に掲載している。

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