政府は27日に決定した本年度の第2次補正予算案に、大学生や高校生の経済支援策として153億円を計上した。アルバイト収入の減少などで生活に困っている学生や私立高校生の授業料などを減免する。「学生支援緊急給付金」を創設し、日本学生支援機構を通じて奨学金を貸与する。大学・高専・専門学校が独自に授業料を減免した場合には国が緊急支援する。
　大学など高等教育機関には遠隔授業のための環境整備を加速する。必要のある全ての高等教育機関で遠隔授業ができるように実施環境を整備する。モバイルルーターを貸与する。既に通信事業者各社には通信料金の軽減などを求めている。