ウイルスへの理解深める 岡山大など子ども向け教材開発
1面記事 岡山大学は2日から、新型コロナウイルスについて学ぶ教材をホームページ上で公開している。同大学SDGs推進本部と一般社団法人知識流動システム研究所などが共同開発した。五つのパートに分けて、コロナウイルスについての説明や感染時の症状、感染の仕組みなどについて扱っている。イラストを多用したり、簡単な表現を用いたりして、小学生にも伝わるよう工夫している。
1ページずつに分けたもの、両面印刷するとリーフレットになるもの、紙芝居形式のものを用意した。どれも自由に印刷して使ってよいとしている。
同推進本部では、「さまざまな場面で新型コロナウイルスへの理解を深めることが、感染予防には不可欠。学校再開を控える地域にとっては、感染予防を着実に進めるとともに、新型コロナウイルスの感染拡大という現実課題を通じて生徒が学んでいく視点も重要」と訴えている。
また、同研究所では、「教育現場はもちろん、学童や塾など、多くの場面で使っていただきたい」などとしている。
併せて「コロナウイルスについてもっと知りたい人のためのQ&A」も作成。「大人版」と、より簡単な言葉で説明がされている「児童版」を公開した。内容は同一だ。
教材は全てダウンロード可能。今後、全国の自治体や学校に、この教材の配布や活用を呼び掛けるという。