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必須化! 小学校のプログラミング学習 成功する全体計画&授業づくり

14面記事

書評

磯部 征尊 著
準備の仕方から授業ノウハウまで

 小学校では、教科等横断的な視点に立った資質・能力の育成も大事になる。その資質・能力とは、

 (1) 言語能力
 (2) 情報活用能力(情報モラルを含む)
 (3) 問題発見・解決能力

 等である。(2)の情報活用能力とは、

 ・情報活用の実践力
 ・情報の科学的な理解
 ・情報社会に参画する態度

 ―である。言語能力と同様に情報活用能力は、学習の基盤として重要な資質・能力に設定された。小学校段階では、プログラミング教育・学習が必須化された。
 “成功する全体計画&授業づくり”と副題の付く本書は5部構成。I「2020どんなプログラミング授業をつくるか」、II「ここから始める!プログラミング学習のやり方・進め方」、III「プログラミング教育って何だろう」、IV「子供が進んで取り組む年間指導計画のつくり方」、V「プログラミング学習をカリキュラム・マネジメントする視点」の章である。多くの教師にとって、プログラミング教育・学習は、未知の分野でもあろう。それを分かりやすくガイドするのが本書。プログラミング学習の準備の仕方から、授業のノウハウに至るまでをまとめられた一冊だ。
 著者(愛知教育大学准教授)は、プログラミング教育が研究分野。前職が新潟大学附属新潟小教諭であったから実践分野にも詳しい。それに加えて、教育書・誌の編集者で高名な人が、構成者として協力し役立つ一冊になっている。
(2640円 学芸みらい社)
(飯田 稔・千葉経済大学短期大学部名誉教授)

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