北海道PTA連合会が広報紙コンクール 知事賞に帯広豊成小
北海道版日本教育新聞社賞を受けた岩見沢市立緑中(上)と北見市立高栄中の広報紙
本社賞に岩見沢緑・北見高栄中
北海道PTA連合会など主催の令和元年度第37回全道PTA広報紙コンクールでは、大賞の北海道知事賞に帯広市立豊成小、優秀賞の日本教育新聞社賞には岩見沢市立緑中と北見市立高栄中の各PTAが選ばれた。
本年度の応募数は、小学校89点、中学校41点、小中併置校1点の合計131点。新聞関係者や小中校長など5人の審査委員が「企画・取材」「編集」「制作態度」の観点から審査し、大賞3点、優秀賞15点、審査員特別賞25点、奨励賞37点が選ばれ、トータルで80校のPTAが受賞の栄誉に輝いた。
3月10日に予定されていた表彰式が新型コロナウイルスの感染防止により中止のため、賞状と記念の盾のほか、村瀬千樫審査委員長(日本教育新聞北海道版編集委員)による講評が受賞PTAに送られた。
講評では、本年度の傾向として、
・広報紙全体のレベルは上がったが、PTA活動がしっかり報告されている広報紙と、校長挨拶、教職員紹介、学校行事の写真などが主でPTA活動の記事がほとんど無い広報紙との差が大きい
・特集が学校毎にそれぞれ工夫され、親子の対話が弾むだろうと思われる記事や取材、編集、完成まで、手をかけ丁寧に作られていると感じる作品が多くみられた
・この点をアピールしたいという自己主張されている学校や保護者とのかかわりだけでなく、地域とのかかわりをしっかり結びつけた広報紙が増えた
・先生方や子どもたちの普段では見られない面を取材し、それらを独特の表現で紹介している広報紙がみられた
―ことなどを指摘した。
「広報紙を担当するPTAの方々が、アイデアを出し合い、内容はもちろん写真1枚1枚に至るまで、子どもたちを想い、会員の方々を想い、学校のために愛情をこめて作られたものということはすべての広報紙に通じるもの」「社会が多様化する中で、PTAそのものの在り方や情報発信の方法も変化しているが、ぜひ『紙で伝えるよさ』を失わず、『やらされている仕事』ではなく、PTAのよさを前向きにとらえ、『すべては子どもたちのために』という活動として広報紙をとらえていただきたい」とのコメントを寄せた。
受賞PTAのうち大賞と優秀賞はつぎのとおり。
大賞
北海道知事賞・北海道新聞社賞
帯広市立豊成小
北海道教育委員会教育長賞・北海道新聞社賞
石狩市立生振小
北海道PTA連合会会長賞・北海道新聞社賞
帯広市立帯広第一中
優秀賞
(公社)日本PTA全国協議会賞
北見市立南小
日本教育新聞社賞
岩見沢市立緑中
北見市立高栄中
北海道小学校長会賞
北見市立小泉小
帯広市立稲田小
北海道中学校長会賞
苫小牧市立啓北中
北見市立小泉中
北海道公立学校教頭会賞
千歳市立北陽小
北見市立南中
北海道PTA連合会賞
小樽市立花園小
旭川市立青雲小
函館市立東山小
北海道PTA安全互助会賞
旭川市立光陽中
旭川市立広陵中
稚内市立潮見が丘小