向山・元全連小会長が新型コロナ休校後の指導案
NEWS 新型コロナウイルス感染症による休校が明けた後、学級で指導すべき事例を、元全国連合小学校長会会長の向山行雄・敬愛大学教授・教職センター長が提言している。「新型コロナウイルス 学校再開時の学級での緊急指導事例」として小学校1~6年向けに作成した。指導事例の狙いや内容、指導上の留意点などを盛り込んだ。
1年生では、学級活動の0・5時間と生活科の0・5時間を利用した指導事例を紹介。安心して学校生活が始めることを狙いとし、幼稚園や保育園の生活を振り返ることや、手洗い指導を学習内容とした。
6年生では、児童会活動として1時間、社会科で2時間を使って、新型コロナウイルスから身を守るための基礎的知識を理解すること、上級生として感染防止活動に取組めるようになることを狙いとした学習を例示。感染拡大の様子を知り自分たちにできることを話し合う、国や自治体の感染防止策について話し合うことを設定した。
2~5年生も新型コロナウイルスについても学習することとしている。学年が上がるにつれ、より詳しい内容を扱い、深く理解することを求めている。
養護教諭とのTTや、資料として、新型コロナウイルス感染の図や各種報道を活用することを推奨している。