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学校の給食を「学童」へ 新型コロナ休校で

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 東京都狛江市は新型コロナウイルスの感染拡大による休校措置への対応の一環として、市内の5か所の学童保育に通う子どもたちに対し、保護者の希望に応じて給食を提供している。給食は学童保育所に隣接する小学校から提供する。
 保護者が共働きの家庭を対象に、市では小学生の全学年を対象として放課後や土曜日、長期休業中などに学童保育を実施している。
 狛江市では市内の小学校を3月末まで休校としている。駒井学童保育所には50人の登録児童が在籍していて、休校期間中は約半数以上が通っているという。延長保育も含めて、現在は8時15分から18時45分までを保育時間としている。
 校内の調理場で用意された給食を提供する。調理に携わる職員は、通常の勤務をしているという。1食税込み200円で、食物アレルギーを持つ子どもたちは、自宅からお弁当を持参する。給食代は月々の学童保育代とともに引き落とされる。
 取材に応じた担当者は「非常に助かるという声をよく聞く。栄養も管理出来て、良い試みだと思う」と保護者からの反応について話した。
 文科省は臨時休校を要請した後の今月5日に、「職員全体の働く場の確保を図る」などを求める通知を都道府県教委などに宛てて出している。給食調理員の業務の例としては「給食調理場等の清掃、消毒」を示している。

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