桜がテーマの特別展開催 山種美術館
6面記事菱田春草<桜下美人図> 1894(明治27)年 絹本・彩色 山種美術館
山種美術館(東京都渋谷区)は【特別展】桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!―(共催=朝日新聞社)を開催する。
東京オリンピック・パラリンピック開催にともない、国際的に日本の文化・芸術への注目が高まるなか、本展では、日本を象徴する花として愛されてきた、桜を描いた絵画を一堂に展示する。
日本人の美意識と深く結びついた桜に焦点をあて、所蔵の近・現代日本画の中から約50点を厳選して紹介。満開の桜の下に女性たちが集う様子を描いた菱田春草《桜下美人図》、桜の名所として知られる吉野山(奈良)を題材とした奥村土牛《吉野》、名木「三春の滝桜」(福島)に取材した橋本明治《朝陽桜》、また、『太平記』にみる児島高徳の「忠義桜」の逸話が題材の、橋本雅邦《児島高徳》など、風俗、名所、物語をはじめ、さまざまな主題の桜の絵画を通して、日本人の美意識や日本文化を感じることができる。
今春、桜の絵画で満開となる美術館で、近・現代の日本画家たちによる、多彩な桜の表現を堪能したい。
【展覧会概要】
・名称=【特別展】桜 さくら SAKURA 2020―美術館でお花見!―
・会期=3月14日(土)~5月10日(日)※会期は変更になる場合あり※休館日は月曜日[ただし、5月4日(月)~6日(水)は開館、7日(木)は休館(予定)]
・会場=山種美術館(東京都渋谷区広尾3―12―36)
・開館時間=午前10時~17時(入館は16時30分まで)
問い合わせ=050・5541・8600(ハローダイヤル)
美術館ホームページ http://www.yamatane-museum.jp/