LINE 全国の小学校でプログラミング出前授業
2面記事 小学校で新学習指導要領の全面実施が迫る中、無料通信アプリのLINE(東京・新宿区)は、オリジナルのプログラミング教材「LINE entry」を活用した無償の出前授業を全国で実施している。昨年11月から今年1月末にかけて全国の小学校約30校で行い、約2千人の児童が参加した。今後、教員向けの研修も予定する。
同教材では、指示が書かれたブロックをつなぎ合わせて操作する「ビジュアルプログラミング」を採用。小学校4年生以上の算数や理科、家庭科、総合的な学習の時間に対応している。昨年10月末から、同社のウェブサイトで公開を始めた。
教員が授業ですぐに使えるよう、提示するスライド資料や進行用のガイドブック、子どもたちに配布するワークシートも提供している。放送大学などと共同開発した。
出前授業では実施校へ講師を派遣し、児童はグループワークを通してプログラミングを学ぶ。パソコンをはじめとする備品も無償で貸し出す。既に実施した学校では、子どもたちにとってなじみのある同社のキャラクターを動かせるのが好評だったという。