特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」
12面記事東京国立博物館
東京国立博物館(東京都台東区)は特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」(共催=法隆寺、朝日新聞社、NHK、文化庁他)を開催する。
本展では、戦後の火災により大半が焼損した、世界遺産・法隆寺の金堂壁画の優れた模写や、焼損後に再現された現在の壁画、そして日本古代彫刻の最高傑作の一つである国宝・百済観音など金堂ゆかりの諸仏を展示する。
およそ1300年前の飛鳥時代に描かれた「法隆寺金堂壁画」は、釈迦浄土図や阿弥陀浄土図など仏の群像を描いた大壁4面と、諸菩薩を単独で描いた小壁8面の計12面から成る巨大な壁画群。焼損前に描かれた特に優れた模写や、焼損後に再現された現在の壁画の展示により、この壁画の在りし日の威容に迫る。
飛鳥時代を代表する仏像、国宝「観音菩薩立像」は像高約210センチの体躯と柔和な尊顔の比類なき美しさで「百済観音」として親しまれている。1997年にルーブル美術館で公開されて以来、今回23年ぶりに、東京で公開される。
さらに、金堂の本尊釈迦三尊像の左右に安置される、国宝「毘沙門天立像」、国宝「吉祥天立像」など、選りすぐりの寺宝を紹介する。
【展覧会概要】
・名称=特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」
・会期=3月13日(金)~5月10日(日) ※休館日は月曜日[ただし、3月30日(月)、5月4日(月・祝)は開館]、会期・休館日は変更になる場合あり
・会場=東京国立博物館 本館 特別4室・特別5室(東京都台東区上野公園13―9)
・開館時間=午前9時30分~17時(金・土曜は21時まで開館)予定 ※入館は閉館の30分前まで
問い合わせ=03・5777・8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト https://horyujikondo2020.jp/