支援学校の教室不足、依然として深刻
NEWS 特別支援学校の教室不足は3年前より改善されたものの、依然として全国合計で3000室以上足りないことが文科省の調査で分かった。
特別支援学校への就学を希望する人が増え、各自治体は教室の確保に追われてきた。文科省は新年度から、教室不足を解消するため、既存の学校を改修する事業への補助割合を引き上げる予定。昨年5月1日現在の状況を調べた。都道府県別では熊本県が最も不足していた。243室が足りなかった。高知県は充足していた。
平成28年5月1日現在の状況を調べた前回分で不足数は3430室。不足数は268室減った。愛知県で減り幅が最も大きく139室減らしたが依然85室足りない。逆に不足数が増えた都道府県は複数あり、増え幅が最も大きかった熊本県は72室増だった。