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サビに強い軽量の新素材 次世代ガルバリウム鋼板「エスジーエル」

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施設特集

教育施設で採用がすすむ次世代ガルバリウム鋼板「エスジーエル」

 教育施設は子どもたちの教育の場としてはもちろん、地域交流・避難の拠点として重要な役割を担っている。災害から人々を守るため、建物の性能を高めておくことが重要だ。その手段として、屋根や外壁に新素材を指定する方法が注目を集めている。
 「次世代ガルバリウム鋼板」と呼ばれる「エスジーエル(SGL)」は、従来の鉄板屋根・壁の課題であったサビや穴あき発生を、独自のコーティング技術で大幅に抑制した最新鋭の金属素材だ。
 SGL採用によるメリットは2点。第1が「長寿命化」で、サビ発生の多い海岸近傍での採用はもちろん、一般的な地域でもメンテナンス軽減効果が期待できる。
 第2が「軽量化」。SGLは粘土瓦などの他素材に比べ、数分の1の重量。地震の揺れに際し、柱など構造材への負荷を下げ、建物の倒壊リスクを低減できる。構造材に比べ、屋根・外壁の変更だけで性能を強化できるため、新築のみならず改修工事での採用がしやすい点も魅力だ。
 すでに有名メーカーを含む各社が、SGLを採用した屋根・外壁商品を販売開始している。豊富なカラー、デザイン、耐風・防火性能のラインナップからニーズに応じた商品選択が可能だ。教育施設の防災機能強化、老朽化対策、美観改善に際し選択肢として検討しておきたい素材である。

 問い合わせ=日鉄鋼板(株) 電話03・6848・3900(代表)
 http://www.nisc-s.co.jp/

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