ほうさんちゅう ちいさなふしぎな生きもののかたち
18面記事松岡 篤 監修
かんちくたかこ 文
ほうさんちゅうは5億年前から海にいた。海を漂う小さな生き物。電子顕微鏡で500倍にすると見える。ほうさんちゅうは死んだ後、海底へ降っていく。マリンスノーと呼ぶ。5億年間蓄積された形。不思議な形だ。
大きな角のものや小さなトゲのもの、つるつるした種のような形のもの、蜂の巣みたいなもの。形はさまざまだ。いろんな形だけど、みんなほうさんちゅうの骨。外側に殻があって、殻に穴が空いている。中が空っぽで枝分かれしながら伸びる。ガラスと同質。小さくて不思議な生き物を描く。(小学校低学年から)
(1540円。アリス館 Tel03・5976・7011)
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