高校生内定率が10年ぶりに低下 文科省公表
NEWS 文科省は13日、今年度に高校を卒業する人の就職内定状況の調査結果を公表した。10月時点での高校生の就職内定率は77・2%で、前年度の同期より1・0ポイント減少した。過去9年間は上昇が続き、10年ぶりに低下した。
国公立、私立に通う卒業予定者全員を対象とした悉皆調査。就職希望者は卒業予定者の17・4%に当たる18万2639人だった。
男女別では、男子が78・1%(前年同期比1・0ポイント減)、女子が75・8%(同0・9ポイント減)。学科別では、
工業科89・3%
商業科83・3%
水産科79・5%
農業科79・3%
家庭科78・8%
情報科78・5%
福祉科78・3%
看護科76・4%
総合学科75・2%
普通科64・7%
―だった。
都道府県別では、愛知県が89・0%と最も高く、富山県(88・5%)、福井県(86・8%)と続いた。最も低かったのは沖縄県の50・5%。次いで北海道(61・3%)、高知県(65・5%)だった。
文科省は1976(昭和51)年からこの調査を実施。毎年10月、12月、3月に調査を行っている。