企画展示 ハワイ・日本人移民の150年と憧れの島のなりたち
6面記事ハワイ併合時のイオラニ宮殿 1898年8月12日 ハワイ州立文書館蔵
国立歴史民俗博物館
国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)では、企画展示「ハワイ・日本人移民の150年と憧れの島のなりたち」(主催=国立歴史民俗博物館、国立国語研究所、後援=ハワイ州観光局、協賛=UCC上島珈琲株式会社)を開催する。
日本でよく知られる「観光・ハワイ」の側面だけではなく、ハワイに移住した日本人の歴史を、ハワイの近現代史、および日本・ハワイ交流史と併せて展示し、社会的・政治的な変化とともに、日本人移民とその子孫がどのように位置づいたのかをたどる。
さらに、日本人以外の移民にも焦点を当て、多文化の衝突と共生、エスニックマイノリティなど、現代においても重要で普遍的な課題に向き合う。
また、太平洋戦争の際、ハワイの社会を構成したさまざまなルーツを持つ人びとがそれぞれの立場から戦争と向き合った当時の様子を知ると同時に、移民にとって国家とは何か、人びとにとって戦争とは何か、といった根源的で普遍的な問いを見つめ直す。
ハワイ大学、スタンフォード大学など海外の歴史資料、国内の移民関係コレクションなど、ハワイ移民に関する多彩な資料を展示する本展。これまでとは別の角度からハワイを知ると同時に、今日の世界を考え直すきっかけをつかめる展示となっている。
【開催概要】
企画展示「ハワイ・日本人移民の150年と憧れの島のなりたち」
・開催期間=2019年10月29日(火)~12月26日(木)
・会場=国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B
・開館時間=9時30分~16時30分(入館は16時まで)
※開館日・開館時間を変更する場合あり。
休館日=月曜日(休日の場合は翌日が休館日)
問い合わせ=03・5777・8600(ハローダイヤル)
https://www.rekihaku.ac.jp
ワイアケア日本語小学校 1903~04年頃 JICA横浜海外移住資料館蔵(大槻幸之助資料)