大学入試で英語の民間試験の利用を延期したことについて、萩生田光一・文部科学相は5日の定例会見で、入試で4技能を評価する方針は変わらないという考えを改めて示した。
　今回の延期で当面、大学入学共通テストではリスニングとリーディングの2技能の入試が続くことから、一部では4技能入試自体の見直しを懸念する声もあった。文科省は近く検討会議を設け、経済状況や居住地域による差が生まれないような実施の在り方を考える。1年をめどに結論をまとめる。