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プログラミング教育 8割「実施中」か「準備中」

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小学校教員に民間調査

 プログラミング教育用教材などを手掛けるレゴの教育部門・レゴエデュケーション(東京・港区)が、小学校教員らを対象に8月に行った調査で、小学校では約8割が既にプログラミング教育に取り組んでいるか、プログラミング教育の導入に取り掛かっていることが分かった。
 2020(令和2)年度から小学校でプログラミング教育が必修化することを受け、37%の小学校の教員が「既にプログラミング教育に取り組んでいる」とし、42%が「導入準備に取り掛かっている」と回答。だが新学習指導要領に向けた準備が進んでいる中、15%は依然「まだ準備が進んでいない」と回答している。
 この調査は同社が開いた催しに参加した小学校から大学までの教員、教育委員会職員を対象とした。286人から回答を得た。
 小学校教員を含めた回答者全体での集計結果によると、プログラミング教育の導入に当たり、子どもたちの反応については、「楽しみにしている」「興味を示している」が89%となり、約9割の子どもが前向きに捉えている様子も明らかになった。
 また回答者がプログラミング教育で力を入れたい点(複数回答可)として、「楽しく取り組めること」(75%)、「論理的な思考や客観的な思考を養うこと」(72%)、「試行錯誤と成功体験を味わわせること」(70%)などが上位に挙がった。
 その実現に向け最も必要なこととしては、1位に「十分な教材」が33%、2位に「体験型の授業」が30%、3位に「十分な授業時間」が14%と続いた。
 回答者がプログラミング教育を進める上で困っていること(複数回答可)の調査では、1位に「予算が足りない」(64%)、2位に「IT環境」(56%)、そして3位に「授業時間」(54%)が挙がった。
 同社はこれを受け、今年4月の米国の調査機関の調査で、海外でも「授業時間の不足」や「リソース(人材、教材)不足」「予算不足」が問題であったことを挙げ、現場の教員が抱える問題は、グローバルで共通のものであることが見て取れるとしている。

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