オリンピック・パラリンピックをかけがえのない財産に~東京2020教育プログラム「ようい、ドン!」~【第3回】
NEWS11月1日から7日までは、文部科学省の定める「教育・文化週間」ですね。この機会に、改めてオリンピック・パラリンピック教育の推進に取り組まれる学校・教育委員会等もあるかと思います。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(東京2020組織委員会)は、全国の学校・教育委員会等の皆様にご活用いただけるサポート教材等を作成・認定し、ウェブサイトで無償配布しておりますので、ぜひご活用ください。
(1)国際オリンピック委員会(IOC)公認教材「オリンピック価値教育の基礎(OVEP)」
本教材は、オリンピックの5つの教育的価値「努力から得られる喜び(Joy of effort)」「フェアプレー(Fair Play)」「他者への敬意(Respect for Others)」「卓越性の追求(Pursuit of Excellence)」「肉体、意思、精神のバランス(Balance between Body,Will and Mind)」を柱とし、オリンピズムの教育的価値の伝え方、学習方法をお示ししています。日本の学校の授業で活用しやすいよう、国立大学法人筑波大学の監修により作成した、1コマ単位の教師用指導案も配布しております。
オリンピック価値教育の基礎(OVEP) Photo by Tokyo 2020
(2) 国際パラリンピック委員会(IPC)公認教材『I’mPOSSIBLE(アイムポッシブル)』日本版
学校教育を通じたパラリンピックムーブメントへの意識向上による共生社会の促進を目的として、IPCの開発を担う機関であるアギトス財団が開発した教材です。教材の名前『I’mPOSSIBLE』には、「不可能(Impossible)だと思えたことも、ちょっと考えて工夫さえすれば何でもできるようになる(I’m possible)」という、パラリンピックの選手たちが体現するメッセージが込められています。
日本の学校で使いやすいように開発された日本版は、パラリンピックの価値とパラリンピックスポーツについて、座学と実技を交えて学ぶことができる、教師用ハンドブック、児童・生徒用ワークシート、資料映像等で構成されています。全国の小・中・高・特別支援学校等に、郵送でも送付しております。
『I’mPOSSIBLE』日本版 Photo by Tokyo 2020
教材の特長・活用事例などはこちら
https://www.parasapo.tokyo/iampossible/
また、日本全国の学校の中から、『I’mPOSSIBLE』を活用しインクルーシブな社会の実現に向けて特に優れた活動を行った学校2校を、東京2020パラリンピック競技大会閉会式で表彰する「I’mPOSSIBLE アワード」の国内募集を実施しています。皆様のご応募をお待ちしております。
応募期間=2019年10月1日(火)から2020年1月31日(金)まで
応募資格=日本国内の小学校から高等学校相当までの学校
パラリンピック閉会式(イメージ) Photo by Tokyo 2020
詳細は、『I’mPOSSIBLE』日本版公式サイトをご参照ください。
https://www.parasapo.tokyo/iampossible/award/
(3) 「オリンピック・パラリンピック学習読本」
本教材は、スポーツだけでなく、日本の伝統や国際マナーなど、オリンピック・パラリンピックを通じて様々なことを学んでもらうことを目的に制作しました。小学校編・中学校編・高等学校編と、それぞれの年代に合わせた内容となっています。
オリンピック・パラリンピック学習読本 Photo by Tokyo 2020
(4) その他の授業用資料等
東京2020大会への興味関心の向上のため、東京2020大会に関連した授業用資料等を配布しております。東京2020大会における環境への配慮に係る指導案や各種教育ビデオのほか、東京2020聖火リレークイズやぬりえ、東京2020メダルに関するスライド資料、東京2020パラリンピックスポーツピクトグラムかるた等、気軽にご活用いただける素材も提供しております。
東京2020パラリンピックスポーツピクトグラムかるた Photo by Tokyo 2020
上記のほか、東京2020教育プログラム「ようい、ドン!」の最新情報はウェブサイトからご確認ください。
東京2020教育プログラム特設サイト「TOKYO 2020 for KIDS」
https://www.city.suginami.tokyo.jp/seibi/1022537/olypara/1042778.html
(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会 アクション&レガシー部 アクション&レガシー課 教育チーム)